助成金の情報が散らばっていたので、締切順に見られるサイトを作った

  • 地域活動
  • 自作ツール
  • Webサイト
  • 助成金

きっかけ・課題

まちの企画室の活動に使える支援はないか。私が関わっている企業や団体が使える助成金はないか。そう思って調べ始めたのがきっかけです。

調べてみると、情報はあるのですが、あちこちに散らばっていました。財団ごと、自治体ごとに別のページがあり、書き方もそろっていません。ひとつずつ見て回らないと、いま何が募集中なのかがつかめませんでした。

考えたこと

欲しかったのは「いま募集中の助成金を、締切が近い順に、対象や分野で絞って見られる」一覧でした。自分たちのためのものですが、同じように探している地域の団体にも役に立つはずです。

ただ、個人で続けるものなので、お金はかけられません。極力費用をかけない仕組みにすること、更新の手間が一人で回る範囲に収まることを条件にしました。

やってみたこと

「支援みつかる」という名前で、地域活動・文化活動の助成金を締切順に並べるサイトを作りました。団体・NPO向けと、企業・個人事業主向けの入口を分け、対象団体、所在地、分野、用途、上限額、締切、募集状況で絞り込めるようにしています。

載せているのは見つけた範囲のものです。網羅はできていないので、そのことはサイトにも書いています。応募条件や締切は、必ず一次情報で確認してもらうように案内しています。2026年11月時点の掲載は84件です。

作り方ではお金をかけないことを最初の条件にしました。サイトは Cloudflare というサービスの無料枠だけで動くように組んであり、1時間に1回、少しずつ情報を取り込みます。実費はドメインの更新料くらいです。もともと別の用途で動かしている自分用の自動化の仕組みも、一部を使っています。

情報の集め方は4通りです。日本財団の助成制度データベース(CANPAN)から毎日自動で取り込むもの、デジタル庁の補助金の公開API(jGrants)から取るもの、自治体や財団の助成を1件ずつ手で登録するもの、地域の中間支援センターなどの一覧をAIで整えて取り込むものです。どの経路でも、載せるのは制度名・実施団体・締切・金額・対象といった事実と、自分の言葉で書いた短い要約、一次情報へのリンクだけにしています。説明文は転載しません。

結果・気づき

始めたばかりで、反応はこれからです。

やってみて分かったのは、助成金の情報を集めること自体より、その手前の手間が大きいことです。情報を取りに行くサイトの運営団体には、どう使うかを伝えて了解を得るか、掲載を始める日を書いてお知らせしています。日本財団のデータベースについては問い合わせフォームから使い方を伝え、問題ないという返事をもらいました。規約で転載を禁じているサイトは、返事が来るまで載せません。1件ずつメールやフォームで連絡するのは面倒で、こうした一覧サイトがあまり無いのは、たぶんこのためだと思います。

その面倒な部分を最初にがんばって済ませ、相手に迷惑をかけない形で自動化しています。1日1回だけ読みに行く、事実と要約とリンクだけを載せる、申し出があればすぐ取り下げる、という形です。

今後

掲載を増やしながら、更新の手間を減らす工夫を続けます。まちの企画室や関わっている団体で、実際に申請につながったら、その経過も書きたいと思います。

サイトは支援みつかるです。載っていない助成金や間違いに気づいたら、サイトのお問い合わせから教えてもらえるとうれしいです。